【解説】 インスタントテーブルクロス引き

  1. HOME >

【解説】 インスタントテーブルクロス引き

お願い

・動画視聴において発生する通信料金はご利用者様の負担となります。
・本ページで紹介しているいるマジックのタネ及び重要なアイディアをSNSや動画配信などで公開・解説することは禁止させていただきます
・本ページの動画リンクやパスワードの共有、譲渡のための保存は禁止とさせていただきます。
・本動画視聴後の商品の転売はご遠慮ください。
・製品や動画に関してご不明な点がございまし たら、製作者までご連絡ください。 

解説動画 Explanation video
開発ストーリー Product story

過去にテーブルーブルクロス引きをテーマに何か作れないかと考えていた時期があったのですが、開発に着手せずにいました。ある日ふと、テーブルとテーブルクロスでレイヤーを分けて、テーブルからはみ出した部分のイラストを共有化する方法を思いつきました。当時製作したものがこちらです↓

単純な原理ですが、イラストの一部ははずっと見えたままなので、本当のテーブルクロス引きのように、"慣性の法則"が働いているように見えました。この発見がなんか面白いなと思い、本気で「テーブルクロス引きマジック」の開発に着手するようになりました。

2次元でテーブルクロス引きを再現するだけではマジックとして物足りないなと感じ、イラストから消えたテーブルクロスが本物になるという現象を追加しようと考えました。最初に考えた手順は、プレートの裏に仕込んだハンカチを、引き抜くと同時にギミックを動作させるというものでしたが、動画に撮って確認したところ、ハンカチがプレートの裏から出てきた感、手で何かをやってる感が強く、納得のいくものではありませんでした。ある日、ハンカチを仕込んだままプレートを振ってみたところ、イラストの変化とハンカチの出現が同時に起こることを発見しました。この発見があって、今回商品化を決断することができました。

ギミックプレートを手に取って見て頂けると分かるかと思いますが、プレートの境目が出来る限り目立たないように、ワインボトルやグラス、花瓶などをデザインも工夫しています。ギミックについても、当初はテーブルの輪郭に沿ってプレートを切っていましたが、製作の効率が悪い上に、斜めの切り口の部分がギミックの動作時に擦れてしまい、耐久性にも問題がありました。これを解決するために、切り口をシンプルな直線に変更し、テーブルからはみ出した部分を背景の窓枠でカモフラージュするようなデザインに変更しました。この変更により、制作の効率と耐久性を格段に上げることができました。

今回、現象が片手で完結できるため、スムーズなスイッチの手順も作ることができました。実は当初はすり替え用のプレートをつけることは考えていなかったのですが、台湾のマジシャン(クリエイター)Hanson Chien氏より「すり替えできた方がもっと不思議になると思う」とアドバイスを頂き、すり替え用のプレートとスイッチの手順を追加することにしました。余談ですが、Hanson Chien氏に最初に動画を見せた時、What is this?(これは何?)と聞かれました。テーブルクロス引きという芸は、日本ではあるTV番組で有名になりましたが、海外ではあまり認知されていないのかもしれません。

その他のアイディア Other ideas

カードや写真用のミニイーゼル(100円ショップで購入可能)を使用することで、ハンカチを仕込んだ状態で立てかけることができます。ただし、仕込んだ状態で長時間置いてしまうと折り目が付いたり、演技の際にハンカチが広がりにくくなるので注意して下さい。もし、ハンカチに折り目やシワが目立つようになったら、分厚い本の間に挟むなどしてシワを伸ばしてください。

オンラインショップにて、封筒とシルクのレフィルも販売しております▼

https://www.promashop.net/categories/5189539

© 2024 PROMA Official site Powered by AFFINGER5