マジックマーケット2021冬で出品する作品のうち、2作品をご紹介いたします。
水に流して
2021年冬のマジックマーケットにて初公開!
観客のスマートフォンと連動させて演じるおもしろマジック!
マジシャンは、可愛らしいミニチュアのトイレ型消しゴムを取り出します。中には何も入っていません。これを台紙に乗せ、テーブルの下で踏ん張るようなジェスチャーをすると、便器の中に小さな”アレ”が出現します。
次にマジシャンはQRコードが描かれたカードを取り出します。読み取ると「流すボタン」が表示され、ボタンを押すと、ジャ〜♪と、リアルな音が流れます。
フタを開けると、”アレ”は跡形もなく消えてしまいます。最後に全ての道具を観客に手渡して調べてもらうことができます。
ポイント
便器の中にアレが現れたり消えたりする、なんともキャッチーな現象です。専用アプリのインストールなどは一切不要で、観客にQRコードを読み取ってもらうだけというお手軽さもポイント。しかし、その手順の裏にはちゃんと意図が隠されています。
ミステリーホールバインダー
数年間に及ぶ"カードと穴"の研究から生まれた作品をついに発表!先日のレクチャーで公開した際に、大変好評をいただいた作品です。
観客に1枚好きなカードを選んでもらい、表に油性ペンでサインを書いてもらいます。そのカードを裏返し、裏面に黒丸のシールを貼り付けます。そのまま黒いバインダーに挟みます。これでもうすり替えることはできません。
「昔、理科の実験などでやったことがある方もいるかも知れません」と言い、虫眼鏡を使って黒いシールの部分に光を集めます。
すると、黒丸シールが穴に変化してしまいます。再びおまじないをかけると穴はシールへと戻っています。
最後にバインダーからカードを取り外し、カードやバインダーを調べてもらいますが、怪しいところはありません。使用したカードは、黒丸シールが貼られた状態で観客にプレゼントすることができます。
ポイント
観客のサインしたカードで現象が起き、最後にそのカードをプレゼントすることができるので、ギミックの存在を感じさせません。当初考えていた手順では、黒いマットが必須でしたが、バインダーにしたことで、場所を問わず演じることができるようになりました。また、バインダーを使用することでギミックが扱いやすく、角度にも強くなり、より安心して演技ができるようになりました。
マジックマーケットの開催期間は2021年12月29日(水)~12月31日(金)です。十分用意したつもりですが、数に限りがございますので、お早めにどうぞ。